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                                                                                                      寒氷(かんこおり)です。寒い氷。面白い名前です。半製品の名称です。 この名称、名も知らぬ昔の職人はよくぞつけたと思います。 寒天に砂糖を混ぜ入れ、かなり煮詰めて、基本はすりこぎですります。徐々に空気がはいり、そう、すりガラスと考えればいいかと思います。 ようかん舟に流して、固まったあとで、あくる日に金属性の抜き型で抜くわけです。                                                                                                                                                                     これだけでは、もう一つ足りない。色、模様を入れなければなりません。 染物でも使いますが、渋紙を彫刻刀で必要な模様を切ります。 これを利用して模様をいれるのですが、染物の染料にあたるもの、これを作らねば‥。                                                                                                                                                                                                   まず粉糖を用意して、あ、これきちんと粉になったものですよ。粉糖に卵白と酢、わずかの色を混ぜます。よく混ぜます。 これをちょうど染物のように渋紙をあてた上から下敷き状のもので刷りいれるのです。 乾いたら、出来上がりということです。 この作り方を弊店で教えたのは私。現在一番上手に作るのは女将です。 たいていは女将が作りますが、たまに私が作っていると、横から口をだします。 「あぁ、ふ~む。まだ、まだだなぁ。刷りがあまいゎ。」 利口げにのたまいます。 先ほど店を閉め、今色々かたずけているところですが、この時間になると、愛猫もなかが裏の家の二階で窓から顔をのぞかせて今か今かと待っています。さて、行ってやりますか‥‥。
                                                                                                 (クリックすれば女将の美貌を確かめることが可能です。) さてカッコ内の冗談はさておき、画像はくりまんじゅうの卵塗りです。 くりまんじゅうのこげ茶の艶はこの卵を塗ることによって出てくるのです。 普通二回ほど塗りますが、弊店のくりまんじゅうは六回塗ります。 ここがけっこう手がかかるところでもあります。 季節によって卵も変わりふーむといったことが年中です。 女将の塗り姿です。                                                                                                            一方、四代目は老人施設からの注文で小さないさみ鯛をこさえました。 木型で作る練切の商品です。 まさしく長生きしてメデタイです。 縁起もあります。和菓子は日本人の気持ちの中へ生きてます。 で~も、鳥取で和菓子作っても、金銭的には大変です。 で~も深さ、面白さはあるのです。 話変わりますが、新菅内閣に前鳥取県知事の片山さんが候補に上がっているとニュースで言っていました。鳥取に関係した人が認められるというのは嬉しいことです。でも総務大臣というのは、地方自治ということなんでしょうが、亀さんたちがいるので大変だと思います。 鳥取では平井知事が次期知事選にはまだ答えださずとのことですが、他に人はいないでしょう。四年前の神経質なありようがおもいだされますが、今は余裕が感じられます。 弊店はあまり恩恵はこうむっていませんが、いい知事、トップに恵まれたとおもっています。 今日は忙しく疲れました。ギックリ背中になりそうです。四代目は弁当買いに出かけました。
                                                                                                   ちっちゃいばあちゃんゴマボーロです。 弊店はいっとき4代までの世代が住んでいました。 おっきいじいちゃん、おっきいばあちゃん、ちっちゃいじいちゃん、ちっちゃいばあちゃん、おとうさん、おかあさん、そして4代目の兄弟です。 おっきいじじばばは明治の生まれ。ちっちゃいじじばばは、大正、昭和初期の生まれ。我々夫婦は昭和の団塊の生まれ。 よって、ちっちゃいばあちゃんゴマボーロはハイカラな味にしています。バターも使い、さらにゴマ。ゴマでも白ゴマです。ちっちゃいじいちゃんゴマボーロは同じゴマでも黒ゴマです。おっきいじじばばのボーロは(商品案内参照)素朴な味で作りましたが、ちっちゃいはすこし贅沢な味にしています。 この順番でいくと、次は、おとうさん、おかあさん○○ボーロを作らねばならないのですが、、、アイデア浮かんでこない。 話変わりますが、民主党代表選挙終わり、管さんで決定。順当な選択ですが、日本どうなるのか? 思うのは我々ひとまかせにせず、日本にとって‥というより身近な鳥取にとって何が出来るかと考え、さらに行動をすべきではないかと考えます。 いや、そんなたいした行動ではなく、だって仕事しなくちゃならないのですから、そこで少し自らのベクトルを示すのです。
                                                                                                     稲穂付けるの忘れておりました。 なんともはや‥‥。
                                                                                                 婚礼菓子です。 上用まんじゅうです。紅白まんじゅう。端的なお菓子です。 赤は邪気を払うといいます。白は、たぶん穢れのなさを表したのでしょう。 しかし画像のまんじゅうはちょっと違います。本来正月の「福笑」「えくぼ」といわれる意匠です。 幸せのとき、笑顔がでます。これ、婚礼にもいいのではと、だいぶ以前より婚礼に使っています。                                                                                                 掛紙は新郎新婦の持ち込みです。見本菓子の写真をご覧になって、それを参考にして、和紙を選ばれたのでしょう。できたら、自分たちで「寿」も名前も書かれればよかったのにと思います。 それは、自分たちの結婚だからです。 まあしかし、いろいろ都合もあります。 この上用まんじゅう。端的でいいです。和菓子の基本はそうなんだと思います。 きょうは町内の防災訓練がありました。その様子は明日アップします。いや、明日ぼやせんがある‥。どちらかアップします。

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