» 2012 » 11月のブログ記事

朝遅くまで暗いです。

さらにこの季節雨の日が多い。

と、まあ、散歩する日も少なくなっているんです。

そりゃあ、歳のせいもあるけどなぁ。

この日は袋川土手を下って、湯所橋まで行き、相生町を通って帰ってこようというもの。

基本は30分の時間です。

有門橋のところで落ち葉が目に付いたんです。

もっと情緒ある岸辺になればと思います。

無理かな、金かかるし。

でもこの川は人工の川です。

鳥取藩初代藩主池田光仲が掘ったんです。

確か。

だったら、岸辺くらい安いもんだで。

土手沿いの相生町付近になると、色んな花が植えてある。

昆虫、鳥だけでなく、人間も花が好きらしい。

特に年取るとそうらしい。

世話をすること自体が好きなんだろう。

これ湯所橋ですが、鳩が休んでた。

ふだんからここに休んでるんだと思う。

雨かかりにくいもんな。

野生の鳩も暖かなところが好きなんです。

こんなんで歩くと、職人というのはだいたい愛想がないものですが、、散歩のときには誰だろうとすれ違う人には「おはようございます。」と抵抗なく言えることができるようになった。

わしも大人になったのかな。

歩ってる人は、たいていとしよりですが、女の人は

「おはようございます。」と答える。

男の人は

「おはようぉんす。」と答える。

これ、鳥取の人でないと発音やら、アクセントとか分からないと思う。

光の当たり具合で普段見るものも変わって見えることがある。

人の表情でもその人の気持ちの動きようによって変わる。

こんな短い散歩でも、家に近くなるとほっとする。

巣とはそんなものだろう。

和菓子教室の案内の次はまた神社です。

国道29号の郡家を通るたび気になっていた鳥居。

大きな鳥居です。

三朝の三徳山にも道路に鳥居があるがこんなにドーンと道はふさいでない。

三朝は横に通り過ぎる道が作ってあるんですが、これは大きいし、ドーンとある。

ところが神社らしきものは見えないんです。

手前信号がある十字路へ賀茂神社と彫った石が建っている。

どんな神社か?と大きな鳥居を見たときから気になっていたんです。

時間もあるし天気もいい。

行ってみた。

上賀茂神社まあるが下賀茂神社というのは確かみたらしだんごの発祥の神社のはず。

後で調べたらそうでした。

何故三つ葉葵が使ってあるのか?

聞いたけど分からんかった。

葵祭りが関係するのかなとは思ったけど‥‥。

因幡東照宮たる「おおちだに神社」はやはり葵の紋を使ってる。

これは因幡の殿様の池田さんが家康の孫を嫁にしたりとか、「因幡東照宮」として大御所家康を祭ってるんで、結果この紋も使えて、さらに松平の苗字も使えたはず。と、思う。

さらに、うちの寺である光明時もこの紋を使ってる。

いつも住職に聞こうと思って聞いてないんだけど、池田の殿さんの乳母が葬られているとかで、使用を許されてるのかなと思ってるんだけど、どうなのか?

祠のすぐよこにある、これって、森自体を祭神としてるようです。

いかにも日本的でいいと思うんです。

確か、鳥取藩の神社たる倉田八幡宮にも同じように祠もなしに鳥居があって木々が祭られていたんです。

これってええんじゃない。

神主さんに聞いたんだけど、ここの祭神はかなり多い。

誰だったか?

ニニギノミコト、その奥さんのコノハナサクヤヒメ、その息子のヤマサチヒコ、さらにその嫁のトヨタマヒメが祭られている。

それだけじゃない、そのほかたくさん。

スサノオノミコトの名前もあった。

あとはよう分からんが、オオナムジは見えんかったが、いろいろ名前があるからどうなのか?ただ、素兎の尊というのがあった。

白兎神社から来たものらしい。

この神社、昔は山の上へ祠があったそうで、秀吉の鳥取城攻めの時にはすべて焼かれたそうです。

秀吉としては神より目の前の砦になりそうな建物を焼き払うほうが急がれたのでしょう。

上がってきた狭い村中の道路を再び通って国道まで出るんですが、途中ため池があった。

水連だで。

水鳥もいました。

ねぇ!ええで、これ。

田舎らしさがあります。

ほっとするような原風景のひとつでしょう。

で、また鳥居をくぐり、神社から国道へ、神の結界から人の世界へ帰って来たんです。

和菓子教室を開きます。

作るのは「寒氷」と「おぼろまんじゅう」です。

そう12月15日(土)です。

正月にも知り合いに作って楽しんでいただきたいと思います。

昨日「おわり」と書きました。

実は終わってなかったんです。

神をも住まう清浄な空気を胸に吸いながら歩いていると、

「あのなぁぁぁぁ、途中で無くなる道路があるで~~。」

という声が私の鼓膜を震わせたんです。

不思議に逆らえぬ響きがありました。

その声のさしず通り、細く滑りやすい道路を鷲峯神社から下り国道か、県道へ出ました。

ハンドルは左へ切れとのまたも逆らえぬ我が脳細胞。

遠く村のなかに誰も住んでいない家を目にし、さらに谷を山の上のほうへへ登っていきます。

「その橋を渡ってすぐ左だで。」

まっすぐ行くと三徳山へ向かうのですが、声は左だと導きます。

で、どんどん登るんです。

「まだだで、もっと上だで。」

また声がします。

「もうすぐだで。」

「そこを曲がったら終わりだで。」

その声はうったえるのです。

「え?おわり?」

曲がると‥‥‥

あら?道が、道がない!

「なんだぁ、これは?ほんとで道がないで!」

と思わず言葉にしました。

ここまで導いた声の主の岡田卓己さんは

「ええとこだろうが?空気はええし、眺めもええし、昔はよう来たもんだわな。」との言葉。

確かにそうです。静かだし誰も来ん。

だって道路がこの先ないもん。

これがアスファルトが切れてその先何メートルあっただろう?砂利道の行き止まり。

女のたくましさは、こんな所でもただでは、車から降りない。

すすきを採って、手ぶらでは帰らない。

後ろを見てもなにもなくいいところです。

その後下って帰ってきました。

猪か、狸か、うんちが道路にあったりして、人間もひそやかで、なかなかいいところです。

おわり。

Pulmicort

載せておきたい獅子なんです。

10月28日、最初は青谷をめざしたんです。

鹿野城主、亀井茲矩さんの展示会を見に行こうとしたんです。

そのまえにヤマト運輸へ東京送りの荷物を持って行かなならん。

で、西へ向かって走るんですが、あれ?ドアの開いてる赤いランプが点いている。

後ろのドアが半ドアみたい。

きちんと閉めなおすのに路側といっても停まりにくい。

停まりやすいところもあろうと、いっそのこと途中の道路を左に折れた。

そこからも西に行くのに、別な小さな道路もあるだろう、と楽天気分です。

後部ドアを閉めなおし、と、卵の自販機があった。

一度通り過ぎたけど、気になり引っ返した。初めて見たから。

地元のおじいさん?がいたんで、「卵の自販機ですか?」と、挨拶したら、私は自販機の管理者かと思ったからなんですが、「あ、ぁ、あぁ。」との煮えきらぬおじいさん。小さな声、気ずまりそうに「今日は一袋でええかな。300円だったな。」と、こちらに聞こえるように独り言を言って、卵を買って行きました。お客さんだったんです。鶏飼ってない農家の。

初めての道はおもしろいです。

茲矩さんはけっこうおしゃれでした。フリルのついた鎧下(下着)を着ていました。

ところで、この青谷の施設はいまや鳥取市の施設。

鳥取市庁舎と同じく耐震の問題はどうなっているんでしょうか?

議員の皆さん教えて下さいませんか?鹿野の庁舎もある、河原の庁舎もある。それとも内緒にしているんでしょうか。

合計でどれくらい費用がかかるのか、鳥取市の財政ではどのようになるのか、センセイ方教えて下さいませんか。

わったいな!です。

そのあと、ものすごい雨のあと、「牛小屋」へ寄りました。

考えたら今年全然ここの集まりが開かれてないわい。鳥大組も待っているで。

さぁていよいよ本日の主題に近づいてまいりました。

以前にも倉吉からの帰りとかに、この入り口をさがすもわからなかった神社です。

あ、いゃ、神社というより狛犬が目的です。

これがどうも形としては御手洗の池です。

鷲峰神社です。

で、見えるでしょ?二匹の狛犬。

この日、このあたりは、極めて静か。

そして、雨の後のせいか空気が極めて澄んでいました。

あまり澄んでいて体に悪いんじゃないかと思うくらいです。

祭神はスサノオノミコトとその奥さんのクシナダヒメ。

さらにオオナムジノミコト(オオクニヌシノミコトの若いとき)です。

と、いうことはこの前言った河原のメヌマ神社と関係するではないかと‥‥。

その神々たちを守らんとするのがこの獅子?犬?狛犬だわい。

仁王さんのように強そうではない。

それよりも「いらっしゃい!」と言ってるような狛犬たちです。

実際は、はなから参拝者のほうを向いている。

阿吽は阿吽なんですが、強さは感じない。

でもほんとに怒ったとき怖いのはこんなやさしい犬?人?かもしれない。

江戸時代の川六という人が彫ったと思う。

でもなぁ、地元の人もたいしたもんだ。

これを良しとしたわけだ。

このあたりの人たちもやさしかったのだろうかな、と、思う。

富士の樹海のようなところにこの狛犬が立っている。

いいでしょ?

強さも感じてきます。

尻尾もたくましく動かない。

他にない狛犬でした。

是非見に来て下さい。

少し気持ちが豊かになれるから。

そうだ、現在の祭神を紹介しましょう。

ほらね!

バチがあたるで。

おわり。

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