今年は青空というのが少ないような気がするんです。だが、先週の金曜日から数日いい天気が続いた。日曜日までその天気が続いてくれと思ってたんです。これがそうなった。まだ暗い早朝から[こりゃぁええわい。行けるで。]と喜んでいました。
「何時に出るだ?」と女将。
「8時くらいかな。」
出かけました。
行先はもちろん賀露海岸です。八千代橋を渡り、青空が気持ちいい。
千代川河川敷には太陽が枯れた萱の穂に当たり光っています。
賀露ですよ。
海の色というのは空の色に共鳴するんで、青い空の時には碧く、少し曇れば蒼に銀色が混ざります。いずれにしても深い色合いなのです。
突堤の上に人魚か?いや、ちょっとこう書くのは無理がある。だいいち歳とった人魚なんて聞いたことがない。ですからこれは女将ですよ。
と、空港側の松林の向こうから東京便の音が聞こえたんです。しかも、その音が西へ移動しているように聞こえる。
そちらを指さしながら「飛ぶんじゃない?」「だでなぁ。」
「これを見たら帰ろうか?」「うん。」
まもなく滑走路の端に姿をあらわした。
B737ですよ。羽の先が立ち上がってる。あいかわらず力強いです、ジェットエンジンは。
滑走路の半分ほどで浮いちゃう。
と、先ほどよりも太陽が、日の光が強くなったのです。
後ろ髪を引かれるってのはこのことを言うんでしょうねぇ。
買い物もせなぁいけんしなぁ。ま、ええかげんにして立ち去りました。
そしたら賀露の漁港で久松山が影絵のようでシャッターを押さねばならず。
そこへさらに巡視船が来るし、、、、、、。
「とりかぜ」です。
海へ向かう雄姿(?)かな。いや、船は女性にたとえるのかな?
どちらにしても、もっといい船を配置していただいてもいいのではないかと思うんです。