» 2018 » 3月のブログ記事

暖かくなってきました。

店前のななかまどにもこの季節を忘れずに、もう芽もほころんでいます。もうすぐ桜の季節になるんでしょう。そのたびに私は一年歳をとる。

ななかまどと同じように、和菓子店もこの季節には桜餅をつくる。作り忘れる時はワシがこの世にいないときでしょう。

いや、たおちゃんあたりが作ってるに違いない。

これはさる老舗旅館の特別和菓子です。バターを入れて若い人でも食べやすくしてあるんですが、極めて作るのがむつかしいものです。

さらに菜の花です。今年二度目の作成で蝶が乗ります。

練り切りの桜はもう載せたと思うんですが、どうなんだろう。

さて、今日の画像を付録で載せます。

気がつくと椿が咲いてた。

さらに土筆も陽をたっぷり浴びてかなり伸びた。

どうも世の中は春だ。

ながい間かかって読んだんです。久しぶりのハードカバーのものです。

「コンビの研究」半藤一利著です。

どんな本かというと、そりゃぁ読んでみればよく分かる。あ、読んで下さい。

時は太平洋戦争の前からその終わりころまでなんですが、その間に大きな作戦に対しその命令を下した人たち。特に一人ではなくカップルで考えると、ああ、そうだ!ということもえらくあるもんで、そんなまとめ方をしてあるんです。

陸軍、海軍の人たち。将軍から参謀たち。読んでるとたいてい腹が立つ。その愚かさ、考えの足りなさ。謙虚さの無さ。でも陸軍大学では優秀な成績だったりするんです。

そりゃぁ日本は負けますって。とても合理性なんてものはない。あるとすればその人の小さなそれ。言葉を変えれば、その人にひそむ欲ですよ。権力欲、名誉欲、と。これによりどれだけ一般の兵隊が庶民が犠牲になったか。

あほな作戦をごり押しし、無数の犠牲者。

だが、戦後も責任を問われずに、生き延びる恥知らずもいるわけです。

なんとも、服部卓四郎、辻正信、牟田口廉也とか、ましてや、東条英機、島田繁太郎、さらには満州事変を起こした石原莞爾、板垣征四郎、なんて人も載ってます。

また、心情的にそうだでと、うなずける将軍たちもいます。

山下奉文と武藤章、山本五十六と黒島亀人とか。沖縄戦では牛島満と長勇と、悲惨な作戦もあります。どれも、もう手遅れのことがらなんです。

残念ながら、日本は負けるべくして負けたようです。極めて合理性に欠けてたようです。まぁ、体制がそうだったんでしょうねぇ。日清戦争、日露戦争の時とは違ってたようです。慢心かなぁ。

読んでみて下さい。

ワシ次は同著者の「ノモンハンの夏」だで。司馬遼太郎さんも書けれなかった「ノモンハン」だゎ。

今日は何日?おぅ、15日だで。だから昨日だ。何度も書くけど、高校3年の時の担任。ましてやクラブの顧問をしていただきました。そのN先生です。この先生の短歌が新聞のローカル版に載っていました。しかもトップで。

先生も頑張っているんですよ。もう90歳くらいのはずです。ずっと載ってなかったから年賀状で「気張って!」と送ったんです。そしたら載り出した。今年新作はこれで二度目だと思う。

それがすべてとは言わないが、人間、気!だで。

ワシだって、気!で背中と腰の痛みが治ればなぁ、と、まぁ、思うわなぁ。

あ、N先生の歌だ。

「アラカンのチャンバラ始まる直前に いつも切れゐし雨降るフィルム」

だと。

生まれ育ったのが東浜だから、子供のころの記憶を歌ったのだろう。

なにか、思い出ってのは残るもんですねぇ。

また一月後には新聞に歌が載るに違いない。

 

二日前の日曜日です。11日。背中は痛むしなんとか治らんかとの温泉です。行くのはいつもの鹿野町の温泉です。あ、その前にこの日は「鳥取マラソン」の応援に行きました。応援した場所は湯所町あたり。

雨が降らなくてよかった。われらは傘を持って行ってたんですよ。いやぁすごい人数ですって。この沢山の男女が参加料を払って走ってる。

物好きだで。もっともその後の打ち上げはいいかもしれない。昔ワシも鳥取レガッタに出るのも同じだわなぁ。

これフルマラソンのはずだから、ワシなんか歩っても完走は無理。この後、鹿野町に行くときにもマラソン参加者の走る姿に、また会いました。

で、温泉行です。

山の方を行こう。というので双六原に向かいました。少し暖かと言えども、まだ三月。道路は通れるだろうかとの一抹の不安を感じながら坂道を上がっていきました。

いいですよ。とてもいい。

春の伊吹というのでしょうか、鶯も啼いてた。紅梅も咲いてた。木々も少し緑を含んでた。

ここまで来ると空気も澄んでる。

だが、道路はやはり通行止めとなっていた。

ま、引返すのも味のあるもんですよ。この先も、もうほとんど雪はないと思うけどねぇ。

まぁ、住んでいる人は買い物にも不便かもしれない。だけど、都会に出れば、やはり、この地元の良さがわかりますって。カネは溜まらんけどなぁ。

そして、しっかり温まりました。背中はそうそう治らんけど。

で、いつもの野菜売り場へまた行きました。

ほとんど売れてしまった棚にあった「ふきのとう」です。

わざわざ遠回りして帰りました。

昔とは少し景色も違っていますが、まだまだ風情がありますよ。

昨日3月11日は東北大震災のその日でした。テレビ各局はどこもその関連番組でした。鳥取に住む私も最初の津波の映像は特に忘れない。歯医者の待合室で見たんです。その時はまだ具体的な被害は予想できなかった。

ほんとに被災した方たちにはまた元気になってほしい。そう思う。

そして昨日鳥取では「鳥取マラソン」があった。知り合いが出てるんで応援に行ったが、あまりに参加人員が多くて、4千数百人とかで、集団が来ると知り合いがいてもわからない。

あっという間に弊店の月に一度の土日連休は終わりました。背中の痛いのを治そうと鹿野町の温泉にも行きましたが、これは明日にでも書きましょうか。

今日作った和菓子も載せとこ。

「ひさご」です。雪平でひょうたんの形を作ったもので、それに桜の花びらをあしらい、そう、花見の様子を表したものです。花見もすぐにその季節になるでしょう。

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