7月の終わり組合の褒章伝達式があって、飲んだ。
あくる日左手親指の外側がしびれてしまってるのに気が付いた。
これは依然このブログに載せました。
ところがです。
まあ、2週間もすれば治るだろうと考えてたんですが、これが治らない。
仕事中にその部分をさすっていたら
「なんだぁ、まだしびれとるだか?」と女将。
「ずっと感覚がないだが。」と私。
「そりゃあ早よう医者に行かないけんわい。脳卒中でも指がしびれとるっていうところから始まるっての、よう聞くで。野の花診療所でもええだがなぁ。」と四代目。
不安が不安を呼ぶんですねぇ。
そんなことがあって、ネットでしらべたんです。
すると、どうもあてはまる。
脳血栓、そして脳梗塞。
多量の飲酒のあと血栓で体の一部分が麻痺することがある、と。
ほっておくと、麻痺した部分がひろがって、治療しても後遺症が残る、と。
こりゃ早いとこ行かんととんでもないことになる。
半身不随になった自分の姿が浮かんでくるんです。
女将や、四代目に迷惑かけることになるがなぁ。
もっと重くなったら誰が下の世話をしてくれるだい?
おらんで。などと、不安がつのる。
とにかく医者だ。
整形外科じゃない、内科じゃない、神経内科だ。
もう、「私は病気だ。」にはまってるわけです。
鳥取にその神経内科はどんなのがあるのか?
ネット開いたらS神経内科クリニックがある。
おう、あそこの医院だ、と場所もすぐわかる。
で、今日の朝電話しました。
女性の受付の人の声。
「どうなされました?」
説明をするわけです、ここで。
MRI(?)とか使うんだろうなぁとか考えたりしながらですよ。
と、
「盆がおわったばかりで患者さんが多いんです。1時間半くらい待っていただくことになりますが。」
わかった、それでもいいからと言うと、ちょっと待ってくださいとの言葉。
しばらく電話保留の曲を聞かされることになります。
医者に聞きにいったのでしょう。
で、診察できることとなり、とんでもなく暑い今日の朝、車で行きました。
いやあ、イメージが違うんです、行ってみれば。
医院のイメージとは違う。
どこかのホテルか事務室みたい。
受付の人は事務服の制服着てるんです。
受付しましたよ。
で、エアコンの効いた待合室は、老人が多いんです。
それも、歩きづらそうな男性とか、付き添いと一緒のやはり老人が多い。
1時間半待つ覚悟で文庫本開いて待ちました。
と、呼ばれました。我が名を。
若いお医者さんでした。
「よろしくお願いします。」と言うと
「お待たせしてすみません。」が最初の言葉でした。
「7月末に宴会がありまして、あくる日起きたらしびれていたんです。」
と、いろいろ説明。
まずパソコン。
画面にその、私のしびれた場所と神経の連なりの画像が出るんです。
で、ほら、脚気なんか調べるあのコンッとたたく、しかし、今は先っちょが丸かったが、それで、腕やらをたたくんです。
神経の反射を調べるわけで、そして、
「無理な姿勢で寝ていませんでしたか?意識障害(記憶なし)を起こすまで飲まないほうがいいです。」
そのコンッを5回くらいされて、1,010円払ったから、国民健康保険だから3倍で3,366円で一打ち673円です。
弊店でステンレスのボールを何度叩いても1円にもなりません。
医者になるべきだった。
あは、能力あればの話です
なんと脳血栓がただの寝癖の悪さになってしまったんです。
こりゃあ、ものすごく気持ちが軽くなるわけです。
医者の、専門家の力は絶大です。
が、痺れたままなんで、「どんな治療法があるんですか?」と問うと、
「ビタミンだな、ビタミンを飲むことです。」
「それしかないんですか?」
「ないなぁ、3週間くらいかかる場合もあるし、治らん場合もあるし。」
「あ、そうなんですか?酒を飲まずにビタミンを飲めってことですねぇ。」
笑ったのはそばにいた看護師さんでした。
「もしなんかあればまたお越しください。」と医者。
すかさず看護師さんが「ビタミン剤出しておきましょうか?」優秀です。
「はい、お願いいたします。」薬局で買うより安いだろうと考えました。
すぐ近くの、保険の効くセットの薬局でそのビタミン12を買うことになるんです。
720円くらいだったかな、三倍で2,200円くらい?
コンッとあわせて5,700円くらいの治療費がかかるわけです。
ありがたいが、問題かもしれない。
医者の経験を生かした治療と診断は貴重です。
でも、すぐに薬が出るのはどうなのか?と思ったりしました。
ああ、でも、暑い日であるのに、気が軽くなりました。
また変わらぬ日々が続きます。
それは幸せなことなんですよ。
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