そう、鹿野町の温泉だ。
重ね重ねたる歳の重さには勝てず、女将は肩が痛い、腕が痛い。なにが痛い。かにが痛い。
どっこも痛い。
「痛い」の神様がどっさりと来ている。
だもんでお払いに山紫苑にいったのです。
フロントへ千円のお賽銭を渡し通ろうとすると、それでは足りなかった。
消費税があがったんですよ。
お賽銭は二人で千二十円でした。
そうかこの田舎町も人知れず(?)グローバルになっているんですよ。
そして期待通り、その「湯」は綺麗で、しゃんしゃんと、いい湯でありました。
そのあと鹿野城跡へ行ってみるかと、あいかわらずの時が止まった雰囲気のところです。
四月初めであれば桜の満開で賑やかなんですが、うそのように静かでありました。
少しは温泉の湯で肩の重さを少々は流し去り、そのせいか、女将に笑顔があらわれました。
帰りは鳥取鹿野線の道路から白兎へでる狭い道へへハンドルをきり、狭い谷を下ってきたのですが、田植えも終り、整然と並ぶその早苗に秋の実りの姿を思い浮かべて帰ってきたんです。
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