さて、観光地図を手にした女将の言うとおりにやって来て、こんどは間違いがなかろうと確信を抱いた山への道です。

お寺に添うてある小さな道です。

少し登るとありました。

086

この看板、乙女峠とここで初めてしりました。

徒歩5分とある。

すぐだがなぁ、と、さぁ行こうで「山の教会」へ、とばかりに買ったばかりのスノーシューズで歩き出したのです。

087

この登りの初めにいちいち時計は見てないですよ。

5分と書いてあるから、たぶんカトリックの教会であれば、と、信用したんです。

088

なんと親切に手すりまで設置してあるじゃありませんか。

親切なことです。

女将いわく「空気が新鮮で気持ちがええがなぁ。」

まぁ、5分だけええわい。

089

登るんですよ、ひたすら。

耳は冷たい。体は熱くなってくる。

 090なんか出てきそうな物置です。

091

登るんです。

スノーシューズのおかげで足は暖か、滑りにくいです。

093

え?まだ登る。

女将は「空気がええなぁ。なあ、ええだろ!」

「そうかなぁ、これ、登山だで。」とワシ。

「こんな空気のとこはあんまりないで!そう思わんか?」女将です。

ワシ、息が切れだした。

095

せせらぎもあるでよ。

096

と、途中に、なんだ?看板じゃなく、こういうのはなんて言う?プレートが岩にはめ込んであった。

「手作り郷土賞」とある。

クリックしてくださいね。おおきくなるから。

この坂が郷土賞だそうだ。

だから、女将が言うように空気がええのだゎ。

スノーシューズのおかげですよ。フラストレーションためずにここまで来れたのは。

考えてみてください、津和野観光に来たはずなんです。

疎水を流れる水に鯉が泳ぎ、歴史ある古き建物に郷愁を感じ、教育熱心なこの国、西周、森鴎外のなんらかに触れるために来たのが、なんだ、山登りではないですか。ねぇ。

新鮮な空気ぐらい鳥取にもたくさんありますよ。

新鮮だらけだで、鳥取は。

097

こんな画像の山道づくりを見に来たのではないのです。

名物の「源氏巻き」を買って帰ればそれでいいのです。

098

と?5分以上はたっていると思うのですが、乙女峠の碑が見えた。

オ、着いたか?

それでも坂道に足跡が少なからずあるんですよ。

099

そしてついに女将の希望であった教会が、思ったより小さな質素な教会が目に入りました。

そう、どこにも歴史はあります。

つづく。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

No comments yet.

Comment feed

コメントする

カレンダー

2024年11月
« 4月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ご案内