益田駅へ17:40着ですぐにホテルへはいり、またすぐに出ました。
夕飯ですよ。
正月二日とは言え、駅前だから何軒か開いてるだろうと歩くと、ありました。
あまり高級なのはかなわんし、気軽なのがいいとばかりに、おぅ、ラーメンと旗が出ていて○○食堂とある。
ちいさなカウンターだけの、若い主人一人のの店でした。
暖かな店の中へはいると二人ともまずビールです。
寒い季節なのに、これがうまい。
壁のメニューにラーメンのほかいろいろあって、女将はとんかつ定食で、私は焼き肉定食ですよ。
少し時間がかかりそうで、ビールは飲んじゃったし、私燗酒を1合注文しました。
若い店だからか、銚子はなくて「グラスですがよろしいですか?」とのこと。
焼き肉を肴においしいですよ。
横の女将はとんかつをうまそうに食べつつ、「あんたぁ焼き肉の味をみさせて。このとんかつ(二切れ)あげるけぇ。」これもうまい。
ご飯は我が家のほうがうまい。
だが女将は完食ですよ。よく食べる。
さて風呂にはいろうでとホテルへ引っ返し、うれしいのは我が家と同じ風呂なんです。
浴槽のなかで石鹸を使うのじゃなくて、ザザーとそとで湯が使えるんです。
よく温まることができるんです。
私がすぐに湯をはって先に入り「さぁ、風呂開いたで。」と伝えると、女将は扉の内へ入っていった。
ドアを閉めて、すぐに鍵を閉める音。
なんで鍵をおろすのか?わからん。
はずかしいのか?違うでなぁ。歳とった体ををみせたくないのか。
女心は、ようわからん。
なんとも無粋な扉でありました。
そして翌朝二人とも無事に、何事もなく息災に目を覚ましたのです。
朝食のバイキングで確か鳥取米と書いてあったが、なんで島根米を使わないのか。それとも島根と鳥取の読み違いか?
目の前が駅だからゆっくりと9:27発のアクアライナーです。
いや、益田ではなんとかいう川が綺麗だとか、柿本人麻呂神社があるとか聞いていたけど、もう一つのりが悪かった。
我が家へ孫たちが待っているのが一番の原因ですよ。
早く帰ろうという気持ちがあるんです。
益田はこのあたりの中心地です。
駅も鉄筋コンクリートですよ。
アクアライナーですが、これって、以前に豊岡まで乗った同じ車両です。
このブログの「竹野海岸」に載ってるんです。
都会でいえば快速電車ですねぇ。
左側の席はどこも埋まってました。
みんな海が見えるほうの席を知ってて選んでるようです。
暖かな車内です。
天気もいいし、昨日とは全く違う。
こんな駅。
漢字だけだと読めないです。
江の川だと思う。
高校の頃中国大会で、あ、ボート部だったんですが、宍道湖で江津高校に負けたんです。
でも敗者復活で上がってきて、また江津高校と対戦でした。その時にスタートの仕方を変えて、勝ったんです。
いやぁ、嬉しかった。
これでインターハイ出場資格を得たんです。
その江津高校はこの川で練習していたに違いない、と、思ったんです、この時。
大きな川だ。
列車から降りるとあらためてすごい意匠です。
まぁ、観光客にはいいのかな?
着いたのは温泉津です。温泉津って読めますか?
10:46着。
線路を歩いて渡り駅舎へとはいるんで、なんかいいです。
都会から里帰りのおばさんって、そんな感じがしませんか?この画像。
温泉津温泉の古い町並みを見たいと、さらに、出来れば1300年まえからあるこの温泉に入ろうというのが鳥取での計画でした。
もう、駅前のたばこやさんにもこの風情です。
歩くんです。天気もいいし鞄の重たさは大したことない。雪もない。
ここはここで、お飾りが違う。
津和野とも鳥取とも違うんです。
ほ〜らいいでしょ。
総合スーパーですよ。
実に郷愁がありますよ。
二階の杉板張りは潮風に対処するためでしょう。
ゆのかわと読むのだろうが、とても土地からの名字ですよ。
で、温泉津とは温泉がある港と、そんな意味だと思うんです。
造り酒屋です。
どうです?この風情。
たまりませんて、ねぇ。
途中ぶらぶら歩くんですが、こんな建物があるんです。
まだ温泉街に入らんのに。
このガラス障子のデザイン面白いでしょ。青空も映ってる。床まである二階の障子です。
すぐに港がありました。
ほら、港。
潮の香りが肌にも感じられます。
おそらく各新聞を一手に引き受けててる販売店があるんですよ。
あ、読売とか産経がない。
で、角を曲がるとほらほらこの雰囲気。
なんかなぁ、緊張しなくていいんです。
懐かしいし、落ち着くし、歴史の力でしょうか。
このお飾りは凝ってる。
亀が作ってある。と、それだけ思ったが、どうも上の羽を広げたように作ってあるのは鶴か?
さらに亀のしっぽと鶴らしき羽の上部分には稲穂がそのまま使われている。
豊穣を願った形にしているんですよ。どうも。
凝ってるで。
これ、どう?
たぶん表面はしっくいが塗ってあったとおもうんですが、その下地、土が出ている。
蔵でもないのになぁ。
火事を防ぐ意味なのか。
和菓子屋さんだ。
二軒あった。小さな町なのに。
神社です。
日々息災を形に、願いをする場所です。日本だ。
明治から大正あたりか?
懐かしいこの感じ。
と、まぁ、次々とある。
どう?
これ、スナックだって。
どんなママさんがいるのか?
訪ねてみたい気もします。浴衣でね。
どうなん?
ガラスがどこにもないぞ。
江戸時代だぞ、たぶん。
二軒目の和菓子屋さん。
と、ネットでも調べていた風呂やさんだ。
まだつづく。
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