鳥取は35度の予報です。窓の外の陽光も瓦の反射がきつい。
さて、とうとうこの旅行も最終日の八日目です。
7月12日の日曜日です。
いかさま高齢者となると朝早くに目が覚める。04:30。
もうここには来ることもなかろうと思う。
今回いくつかホテルを利用しましたが、ここのホテルが一番気持ちがよかったと思います。
スタッフの対応が、掃除の係りの人も含めてとても丁寧でした。
朝はバイキングの朝食で、おいしく召し上がりました。
そして08:05発の「快速しもきた」です。
ボート部全員というか、3組ともはからずも同じ出発でした。
これは是非撮っておきたいと思ってた手作りのポップです。
このホテルの真面目さと丁寧さなんです。
斗南藩の子孫かもしれない?
ま、一応ロビーに集まって、駅まで。
はは、目の前が駅です。
歩って15秒くらい。
H夫妻はすぐの駅、「下北」で下車し、レンタカーで十和田湖へ行くとのこと。
その後北海道へ渡り、道東の観光だそうです。
Kさんは仙台に実家があるんですが、都合がありまっすぐ横浜へ帰るとのこと。
この端っこの駅ともおわかれですよ。
いい天気でよかったです。
あとの三人ももう来ることはないでしょう。
49年ぶりの大湊はよろしきところでした。
「下北」です。
十和田湖は49年前に行ったんです。
普段鳥取の湖山池で練習していた我々にとって、とても水の青いきれいな湖でした。
その十和田湖で顧問として来ていたN先生が鱒(?)を肴に、おいしそうに酒を飲んでいました。
試合が終わるまで誰にも言わず、どうも願かけていたようです。
毎日飲みたかったろうにねぇ。
成績はどうだったか?
私は出場クルーの半分より上だと思ってましたが、居酒屋での話で、4艇レースだから十何位にはいってるはずだとのこと。
半分より上と十何位とはイメージ的にえらい違いだで。
大湊という「点」で会って一晩一緒に酒飲んだわけです。
我々の目的もすべて終わり、あとは鳥取へ帰るだけ。
いや、ちょっと、東京で1時間あるので東京駅を見る予定です。
昼食も食べねばいけない。
まず東北新幹線の「はやぶさ」へ乗ります。
この電車が初めての指定席です。
これまでの特急すべて自由席だったんです。
なるべく安く旅をするにはと、JRの「ジパング倶楽部」にはいり、2割から3割の割引なんですが、すべて自由席なんです。
ところが「はやぶさ」は全席指定です。
これでないと時間的に鳥取へ帰るのがおそくなるんです。
これは新幹線「のぞみ」にも次に乗るんですが、割引が利かない。
「ひかり」に乗れば割引が利くんですがねぇ。
でも時間を考えると仕方ないのです。
「のぞみ」と「ひかり」は東京、京都間で30分の違いなんですが、乗り換えにそれなりの時間が欲しかったんです。
そして早く鳥取へ帰りたい。
疲れてますって。
新幹線の高架も見えてきた。
八戸は近い。
目を覚ましたで。
八戸です。
09:42着で、1016発です。
東北新幹線「はやぶさ」に乗ります。
これもおそらく初めてで終わりでしょう。
これからも来ることはないと思う。
初めて来た。
来たらば土産も買わなならんですよ。
このホームでKさんには「じゃぁ、これで。」とお別れを言いました。
我々は6号車でKさんは8号車だったかな。
少したつと緑のカモノハシの「はやぶさ」が目の前にはいって来ました。
新幹線というのは翼の無い飛行機ですよ。
窓も小さくずっと沿線の壁も多くて景色もあまり見えません。
もちろんスピードは速いですよ。
3時間弱で東京に到着です。
ま、しかし、早いからといって、飛行機にはあまり乗ろうとは思わない。
値段も高いが、足が地についてないし、窮屈ですよ。
居眠りしてたら、上野でKさんがわざに私の座席まで来て、「さよなら」を告げにきた。
来年鳥取に来るからまた飲もうと思う。
今度は九州のHさんも一緒だで。
気がつけば東京ですよ。
丸の内のほうへ出れば新しくなった東京駅が見えるんです。
オランダのアムステルダム中央駅を見本に造ったとのことですが、そうかな、と思う。
いかさま人が多いわい。
二度まで女子高生からスマホのシャッター押してくれと頼まれた。
函館山でもそうだったが、どうも、害のない爺さんに見えるらしい。
で、ここで昼飯の予定であったんです。
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