谷口ジローさんの漫画に載っているわけではありませんが、しかし、登場人物の啄木とは一歳違いの同時代に生きた人です。

1885(明治18)年に鳥取に生まれました。

東大に入り漱石に英語の授業を受けたのです。さらに漱石は子規の知り合いでもあるし、そして俳句を詠んでいますし、この秀雄もやはり俳句を「ホトトギス」へ投句していますので、おそらく漱石の影響は多くあったかもしれません。

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尾崎放哉です。

なんで放哉なんて名前をつけたのでしょう?

自由になりたかったのでしょうか?

そうそう、一中、すなわち現在の西高での先輩にあたります。

なんと私と同じくボート部だったのです。(確かそうだと思います。)

だが、私とは違い、東大出のエリートとなります。

が、啄木と同じように、どうも社会的にはダメな人間らしく、酒で失敗するんですよ。

家族とも分かれます。

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さらにこの人も結核を患います。そして、数か所の寺を渡り歩いて、最後は小豆島の南郷庵で亡くなるんですが、様々な句を残しました。

春の山のうしろから烟が出だした(辞世の句)

入れものがない両手で受ける

墓のうらにまわる

せきをしてもひとり

なんて、昔4冊におさまった文庫本を買いましたよ。

寂しさでしょうか?なんともいえないものがあるんです。

こんな句を残しながらも、東大出を鼻にかけたりして小豆島でもあまり評判がよくなかったそうです。

とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた

竹藪に夕日吹きつけている

これでもう外に動かないでも死ねる

そういやぁ、放哉より少し年上ながら、やはり酒好きの同じような俳句の人がいま一人いました。

 

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