エアコンの異音を聞きながら7月9日の夜を無事に過ごし、そして

何度も目が覚めた。そのたびに外をのぞくと、青空も少し出ているようでした。で、朝です。

鳥取と同じ朝番組やってる。当たり前なんだけど、日本ってすごいですよ。情報がすぐに伝わってしまうわけです。たとえば、秘書に罵詈雑言を投げつけた自民党の豊田議員の言ったことも、すぐに全国に伝えられるわけです。ほんとにねぇ、国会議員がねぇ。

ここは朝早くから仕事してますよ。カツオををいぶす煙があがってる。我々も6:30に朝食。早めに出かける準備をしたんです。そのためかこの朝には一日一度ある、出なければならないやつが出なかった。先月の便秘のこともあるし、少し心配もしたんです。

ホテルの玄関にでると、すぐにタクシーが来た。運転手はあわてた顔してたんです。どうも昨日の予約を忘れていたらしい。暢気な街なんだ。そういえばNHKの番組、「鶴瓶の家族にかんぱい」でこの街をやってて、昔から産婦人科が一軒しかなく、鶴瓶が周りの人にどこで生まれたかと聞くと、みなの口からその産婦人科の名前がでてた。南国でもあり、事件もない静かな街なんだろうと思う。バスでこの街に着いたとき、駅の近くのスーパーマーケットに寄ればよかったと思う。生活感のあるなにか面白いものを発見できたかもしれない。

さて、ここ枕崎では駅のトイレの上にもカツオが泳いでる。

枕崎は一番端っこの駅です。ここは始発でもあり、終点でもあるわけです。一昨年行った稚内、青森の大湊もそうでした。今回行く長崎も佐世保も、門司港もすべてそうなんです。なんとも。でも、我々夫婦は鉄道おたくではありません。

7:37発の列車に乗り、途中乗り換えて、鹿児島中央が10:20着です。で、一日鹿児島市内の見学です。列車が入っていたのですぐに乗り込んだのですが、駅舎の中を見るのを忘れてた。数人の鉄道おたくがいました。九州の一番端っこの駅だもんなぁ。まぁ、その気持ちもわかる気がする。

すごい各停らしい雰囲気の列車です。鳥取にもオレンジ色の、これにまけてない列車があるが、鳥取ではあまり撮り鉄なんかはいないようだ。

さらにいろいろと書いてある。これわかる気がする。だまっとったらなかなか人は来んもんなぁ。

列車の中は涼しいだけでもありがたい。いよいよ列車の旅が始まります。

きっともう来ることのない街です。

JRに乗ってて思うんですが、日本の風景ってのはたいてい変わらない。山があり、水田があり、海がありと、どこも同じようなんですねぇ。そうはいうものの、北海道でも、本州でも端っこのほうに行くと、さすがに違ってきます。

この枕崎線では、まず線路のわきに生える雑草が半端でない。すごい勢いを感じるんです。そりゃぁ、たぶん刈っているんだと思いますよ。だがすぐにのびるんじゃないかな。両側が斜面のところを走るときにはビシッビシッと車体にあたり、こすっていきます。窓は開けないほうがいい。

そして変わった駅名。漢字だけだと読めれない。変わった駅名がこの沿線だけでもけっこうあります。指宿なんてのも有名だから読めるけど、初めてこの文字を見ればどう読むのかわからんと思う。

次に平家が多いことです。いや、近代的な家は二階建てもありますよ。だけど、とにかく平家が多い。考えるに台風が多い所からかなと思う。で、それだからだろう、二階建ては民家なのに鉄筋コンクリートのものが目立ちました。

鹿児島中央に近づくにつれて、まぁ、普通の眺めになりましたが。

そして、墓。

これは写真がないけど、我々が普段見るのは石造りの墓で、四角で、段々になっているものですが、この辺りでは全部ではないけど、屋根が付いてる。さらに変わったのは家というか、小さな四角い家のような、たぶんセメントで出来た墓があったんです。

なにか沖縄のりっぱなそれを思い起こしました。

ほら、こんなところですよ。草木がビシッ、ガシッと当たります。

この枕崎線は枕崎の駅で一日六本しか列車がないんです。我々が乗った列車に遅れると13:18の列車になってしまう。鹿児島は日本の端っこですが、枕崎は鹿児島の端っこなんです。

で、ぜひ見たかった開聞岳が見えてきた。しかし、あの特異な形の山容は雲で見えない。

相変わらずの曇り空です。梅雨だで。雨が降らぬだけでも感謝せないけんわい。

開聞岳がよく見えてきたと思ったら、西大山駅が近かったんです。

この駅は日本で一番南にある鉄道駅なんです。そして開聞岳の眺めもいい所です。

ついでに、こんな変わった山もあった。

指宿で乗り換えです。

JR九州の「指宿のたまてばこ」という特急が鹿児島中央からここまで走っているが、時間があわないので乗れなかった。まぁええけど。

有名温泉地なもんで大きな駅を想像してたんですが、来てみれば聞くより小さいものでした。

と、なんだ?長渕剛だわ。ここでコンサート開いたんだ。鹿児島出身だった。

そして海が見えてきた。錦江湾(鹿児島湾)で、となると、桜島に違いない。

鹿児島が近くてもどこでも寝ることができる女将です。

このあと鹿児島中央に着くのですがおりかけたら、若い女性の外人さんがえらいゆっくりとシートに腰かけてるので、「終点の駅だで、鹿児島中央だで。」と言ってやったら、「Oh!」とあわてて列車を降り始めた。ワシの英語もたいしたもんだで。

つづく。

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