昼母屋へ昼食を食べにいこうとしたら、工場と母屋の間へ猫がひょこひょこ入ろうとしてました。 でも私の姿を認めると踝を返して外へ出て行ったんです。 急ぐでもない後姿を見ました。 シャムの血を引く若い猫でした。 外の歩道で右へ方向を変えて歩っていきましたがその横顔が、人間をあきらめている。 そんな表情でした。 元飼い猫だと思います。 でも、毛は汚れて後ろ足の前の両横腹はへこんで、きっと腹が減っているんだろうと思うんです。 急いでエサを用意しましたが、その時にはもう姿が見えない。 そんなことがありました。

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