七時に閉店が弊店のきまり。
でも、女の仕事は終わらない。
食事も作らにゃならん。
やさしい店主は、早めに仕事を終えて家のほうへ行くよう女将に告げた。
「テレビ見るで。」「見りゃええがな。」
さて、やさっしい店主が店を閉めて家のほうへ帰ると、女将はテレをビ見ている。
韓国のドラマだわい。で、酒飲んでるのはワシ。
ワシはさらに風呂へはいって、おう、ええ気持ち。
あがって、リビングへもどるとと、まだテレビ見ている。
韓国のドラマは続いているのだ。
さらに、氷をいれてウイスキーを注ぎ水わりを作って飲むものの、なんかもの足りない。
そのとき目にはいったのが、後輩のHさんからもらった長とうがらしと茄子だったんです。
秋茄子ですで。
たてに、数箇所ふむふむと皮をむき。
塩、天然塩でもんだ。
と、「たてに切って塩をまぶしたほうがええで。」とのテレビ見ているひとからの助言。
(どうも頭の後ろにも目があるらしい。)
そうしたら、いっそう茄子はしなぶけた。
しぼると、汁がでる。
これを5ミリくらいの幅に切って、しょうゆでもいいが、ワシはゆずしょうゆをかけて、酒の肴。
これがうまい。うまいんです。
今ですで、秋茄子。
でも、絶対日本酒のほうが合うと思う。この味は。
さらに今日はきゅうりをもらった。
どうして肴にしようかな。と、思う。
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