» その他のブログ記事
いつだったか?新聞の鳥取歌壇に、いつものように載っているN先生の短歌が載ってなかったんです。
なんせ歳ですから、心配してたんですよ。あ、そうそう、N先生というのは高校のころにクラブの顧問をしていただいた、世話になった先生です。体弱ってるんです。
で、昨日新聞を開くと、歌壇が載ってた。まずN先生の名前を探したんです。歌より先に。
そしたらありましたね。元気なんですよ。それ、載せておきます。
新雪を踏めば サクサク鳴る朝(あした) かくさはやかに ありたし余生
ですよ。
うまいじゃないですか。それから別な人の、こんなのもあった。
部活終え 帰る途中で雨になる みぞれまじりの 一月の雨
これも存在感がありますよね。これって作者は中学生だってや。なんともです。
ところで、以前胃を摘出したと書いたHさんが昨日来たんです。で、抗がん剤を飲まなくていいとのこと。切り取った胃を調べたところ、ステージが3だったところが、1.5になったとのことでした。明るい顔でありました。
さらに今日の夕方。これもここへ載せました。クモ膜下出血で倒れていて、一時は命も危ぶまれていたMさんがご夫婦で来店されました。びっくりしましたねぇ。ほんとにしゃべれる、歩ける、食べれる。
病気はよくない。これまでなんどか弊店も経験がありますが、一家に病人がでると、商売もさておいて、病人を中心の生活となります。売り上げも落ちたままになりますし、いろんなことが停滞し大変ですよ。
ま、でも我々夫婦は病院の世話にならずに、これまでやって来た。いやいや、結婚前はワシ長い間入院してたけど、その後はなにを食べてもおいしく、その結果腹が出るほどに太り、見かけは元気なんです。
いや、中身も、まぁ、大丈夫かな。
はい。
代表取締役を辞任しました。という新社長の名前とともに封書がきていました。
ああ、そうか、ええ加減な歳だもんなぁ。引退か?
と、そんな気持ちで、配達もかねて、さらに二階の事務所にも上がっていったんです。
「Aさんはいらっしゃいますか?」
女性の事務員さんは、なにか、言いにくそうにしてるんです。
「あの、ここいらへんが悪くて。」手をみぞおちのあたりへやって,そういうんです。
悪い予感がしました。
店へおりて店長へ聞くと、Aさんは手術したとのことでした。
なんともです。
先日は女将と同じ生協グループの一人のご主人がクモ膜下出血で倒れたとのこと。
さらにその前には知り合いが胃の全摘。
みなよき人です。誠実な仕事、性格の人ですよ。家族にとって、地域にとって大切なひとなんです。
ろくでもない奴がはびこって、いい人が倒れていく。
ええのんか?これで。
そんな気持ちにもなりますって。
先日の新聞にまた載っていました。そう、N先生はかってのクラブの顧問でもあり、担任でもありました。そりゃぁお世話になりました。その先生の短歌が朝日新聞の鳥取ローカル版に時々載るのです。そしてけっこう面白い。味があるのです。
(画像はガラスを通してなのでどうももう一つなんです。)
で、その短歌です。
母子にて乗れるらくだのモモは立ちのそり踏みだす冬日の砂丘
です。
あの砂丘にいるらくだやさんのらくだです。あれってふたこぶらくだで、モンゴルだったか、連れてきたらしい。
そして今日はほかの人の短歌にもちょっといいのがあるので載せておきます。
歩くさえ心許なき母を載せ運搬車でゆく農道は秋
これもその映像が浮かびます。
もうひとつあるんです。
日だまりに腰かけ思うちちははの在(いま)す実家のあるしあわせを
です。
そうだと思います。
まぁいまだに女将も毎週のように実家に顔を見せてるし。私の妹たちも時々に鳥取へ帰ってきます。
そういえば十日ほど前に私の長男一家も海外から里帰りをしてました。
帰って来る故郷、田舎、実家がある人は幸せなんじゃないかと思います。ほんと。