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7日の日曜日、配達のついでに稲を見に行きました。河原です。

ここに白兎神社があるんです。白兎海岸にあるりっぱなものではなく、極めて小さな神社なんです。

落ち着きますよ、ここは。

もっとも白兎海岸の神社も昔は小さなものでした。でも、御手洗の池なんかもあって、由緒があったかもしれない。

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それとこの近くに賀茂神社があるんですが、そこにも素兎と書いて白兎が祭られています。

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たいていここに来るときには焼きたての百円パンと飲み物を買ってくるんです。

で、この日稲を見る。

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けっこう背が高くなってました。そして緑々してる。なんか落ち着くんですよ。ちゃんと実ってくれよな。と、思ってしまう。

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そんな田んぼに囲まれた小さな神社です。

なんか、ちょっといい。

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この近在の人は様々なことを願ったんでしょうねぇ。

そんな繰り返しが千年以上続いているのでしょう。

そんな雰囲気があるんです。

暑いですねぇ。今日の予報では鳥取では37度とのことです。数日早朝山から下りてきた蜩の鳴くのが聞こえ、なにか落ち着いた気分になっていたのですが、今日は暑そうです。今朝はツクツクボウシを初めて聞いた。

さて、トロッコ列車です。

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女将のプロデゥースです。とても準備が早かった。孫たちとの思い出づくりを考えたのでしょう。この旅の終わりにも「行ってよかった。」との言葉を聞きました。

で、さて、7月31日(日)の一日です。

朝7:04鳥取発の「スーパーまつかぜ」です。よって朝は5時起きでした。

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特急列車の早いこと、早いこと。米子までだって1時間ですよ。さらにそのまま松江も過ぎて乗り換えの宍道まで乗りました。

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木次まで一両列車で到着。

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ここからいよいよトロッコ列車「おろち号」に乗るわけです。

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しばらくの待ち合わせです。そして、山のなかです。ここからさらに山のなかへ入っていくわけです。

この待ち合わせの間孫たちの元気さというのか、じっとしてない。

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おろち号に乗るホームへ来ても、また駅舎のあるホームへと体も軽いようです。

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こう、なんか、いいですよ。都会の、あの喧噪とは違い、緑がいっぱい。というか、緑しかない。

列車だって1時間に一本あるかないかです。

うつ病なんてならないでしょうねぇ。そんな感じがする。

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と、そのうち「おろち号」がやってきた。ディーゼル機関車とトロッコ列車と普通車両の3両編成です。

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当然乗るのはトロッコ列車です。あ、これは普通車両でも、どちらにも乗れるんです。雨とかきわめて暑いとかであれば普通列車に乗ればいいんです。エアコンがしっかり効いています。そういう指定席券なんです。

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ずっと山なんです。緑なんです。

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喜んでるんです。

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トンネルへはいると天井の照明とかがこんな風に見える。だが、ヤマタノオロチじゃないぞ、これは。これは竜だぞ。いや、まぁ、いいか。

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どえらい大きな家がけっこうあるんです。すっごい豪邸です。なんかでえらい儲かるんかなと思ったりもするんですが、田んぼ以外目に入らない。

どうもわれわれの知らない豊かさがあるようです。まぁ我々はすぐに金に換算したがるけど、そうばかりじゃないもんなぁ。

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たとえば、山の裾には杉か桧が植えられている。これって将来の家を建てるためのものかなぁなんて想像するんです。

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各駅で予約しておいたそばやらすしやらをトロッコ列車の窓から手を差し出し、大きな声で「鳥取の〇〇でぇ~す。そばみっつぅーー。」などと叫びながらの買い物です。

ところで出雲坂根駅ではやきとりを売っているんです。焼きながらですよ。缶ビールも売っている。おにぎりも売っていたが、これは買わない。やきとりとビールを列車へ持ち込んで、はは、食べました。飲みました。

そしてここにはスイッチバックのあるところです。

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わかります?スイッチバック。この画像の標識のとおりで、坂が急なためにあっちへ行って、こんどはこっちへもどり、さらにまたあっちへ行って、と高度を上げていくやりかたです。とてもめずらしいものです。山のなかなんです。

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ずっとこの間、地元のボランティアによりクイズがあったりするんです。こども中心ですがね。手作りの賞品もある。

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この列車は広島県の備後落合まで行くんですが、我々はその手前の油木駅で降りました。

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これは乗車券の制約があって、「山陰満喫とくとく切符」だったかな?山陰本線を主体とした切符なんです。で、油木駅までなんです。いや、もちろん終点までだって行けますよ。片道210円払えばいい。でもその駅も山の中なんです。無人駅です。油木駅も備後落合も変わらんだろうと思ったんです。

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「おろち号」が備後落合から引き返してくるまで、我々はこの油木駅で待つことになるんです。で、待った。

いやぁ、何もない。いや、簡易郵便局も消防団も小さなトイレもあった。

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日本の原風景ですよ。ここは。鳥取から30分も車で走ればありそうな景色です。妙に落ち着くものです。

そういやぁ日本中どこにもあるんではないかと思うコカ・コーラの自販機さえもなかった。

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飲料水さえも売ってない。で、長男が先ほどの簡易郵便局へ買いに行った。すると大きなサイズのお茶を買ってきた。500CCのものはなかったとのこと。ただし酒はたくさん売ってたとのことです。そういやぁ、消防団の人かな、数人で飲んでたような。まぁ、娯楽もないわなぁ。なんせ人がたてる音がない。車の音さえ、車もそうそう走ってない。

長男一家はすぐ近くに見える学校を見に行き、私ら夫婦は駅のホームでなんもすることなしに待ってきた。

そりゃぁ、落ち着きますって。あわてたってどうしようもない。

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そして「おろち号」が帰ってきた。

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帰りは客が少なくなっていた。広島側へ行っちゃったんでしょう。

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地元の関係者はこの「おろち号」で町おこしをと、頑張っているようす。

沿線にたまにみえる人達も手を振っていた。うちの孫たちも降っていました。

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松江で一時間の待ち合わせがありました。

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そこで予定通りに夕飯をとり、無事に鳥取へ帰ってきました。

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一日がかりの長男一家との小旅行でした。

昨日のことですよ。飲んだのは。

ほら、だいたいが、一か月一度診療所へ通っているんです。血圧の関係です。

まぁ、なんもすることがないような病気でして、診察はすぐに終わり、処方箋もらって薬局に行き、薬をカバンに入れて帰ってくるのが一年前から始まったのです。

で、6月のそのとき主治医のS医師が「鳥取市から来てるでしょ?ほら、がん検診のあれ!しましょうよ。」と言葉があったんです。

あ、この医師は付き合いはないものの高校の時の一年先輩の娘さんで、ごっつい頭いいんです。

その言葉に、天気もいいし、「いいですよ。」と。ごく簡単に答えたのが昨日に続く始まりだったんです。

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日にちはすぐに来てしまうものですねぇ。

8月3日朝8:20に約束どおり待合室に行きました。

で、少し待つうちに、なんも始まらないので、日本海新聞を読んでたんです。

と、背の低い、あ、この白衣の医師が院長です。

顔を上げた時には私の前を通り過ぎていた。

医師でありながら、文筆家です。

ま、とにかく、その後音波での内蔵検査とか、検尿とか、鳥取市の検査をすすめたわけです。

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でもって、なんといってもクライマックスは胃カメラですよ。

まずはしびれ薬。あ、その前に胃の空気を無くす液体を飲んだ。

そして透明なゼリー状のしびれ薬です。

いろいろ説明受けながら看護師さんの持つやはり透明なスプーンから口へ、そう、ほうばるんです。飲んではいけない。

そのうち舌がしびれてきた。主要なのは喉だろうからと、顔を上に向けて薬が奥へ行くように仕向けたり、気を使いました。

時間が来たら看護師さんの合図で、飲み込むんです。味はよくないですよ。

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その後、レントゲン室へいきました。

ふむ、これはCTスキャナーかな?と思えるTOUSIBA(?)の器具が最初に目に入り、医者も大変だわいと、思ったりするんです。

医療器具は高いもんなぁ。製菓機械も高いけどその比ではないだろう。

で、まず普通のレントゲン。

肺の写真ですよ。昔よく撮った。

ここではS医師が自ら指図するんです。レントゲン技師はいない、どうもそうなんです?

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で、もって、いよいよ胃カメラですよ。

そのとりだされた蛇のような黒い、そうなぁ、なんといえばいいのか?わかるでしょ?

あ、これは鼻からの奴じゃない。口からの太い奴だ、と観念したんです。

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この蛇のようなものを口から入れられる。

かって、女将も、店舗補佐のたおちゃんも、この診療所で、たぶん同じものを胃へ入れられたんですよ。

まぁ、経験してる人も多いと思いますので、簡単に書きますと、えずくんです。

あったりまえの体の反応です。

オウエ!げぇ、ゴボ!□?>”*%&???!

そのたびに「あ、力を抜いて!楽にして!」とS医師は蛇を持ちながら、看護師はワシの背中をさすりながら、調子をこいているんです。

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とになぁ。そうできれば世話ぁないわい、と、思うんです。

ま、何とか終わって、癌はなし。でした。

「一年ごとに検診されれば安心ですけどねぇ。」とは、S医師の言葉でした。

できたら私がS医師の胃へ胃カメラを入れてやりたいと思った昨日でした。

静かになりました。うそのように静か。

また老人三人と猫一匹の生活です。

先日の日曜日トロッコ列車に載ってきました。これは、また載せます。

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盆前で忙しくなってきました。

だが今日は検診です。いろいろな検査です。特に胃カメラです。

こんな時、なんか不安なもんです。

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