昨日のことですよ。飲んだのは。
ほら、だいたいが、一か月一度診療所へ通っているんです。血圧の関係です。
まぁ、なんもすることがないような病気でして、診察はすぐに終わり、処方箋もらって薬局に行き、薬をカバンに入れて帰ってくるのが一年前から始まったのです。
で、6月のそのとき主治医のS医師が「鳥取市から来てるでしょ?ほら、がん検診のあれ!しましょうよ。」と言葉があったんです。
あ、この医師は付き合いはないものの高校の時の一年先輩の娘さんで、ごっつい頭いいんです。
その言葉に、天気もいいし、「いいですよ。」と。ごく簡単に答えたのが昨日に続く始まりだったんです。
日にちはすぐに来てしまうものですねぇ。
8月3日朝8:20に約束どおり待合室に行きました。
で、少し待つうちに、なんも始まらないので、日本海新聞を読んでたんです。
と、背の低い、あ、この白衣の医師が院長です。
顔を上げた時には私の前を通り過ぎていた。
医師でありながら、文筆家です。
ま、とにかく、その後音波での内蔵検査とか、検尿とか、鳥取市の検査をすすめたわけです。
でもって、なんといってもクライマックスは胃カメラですよ。
まずはしびれ薬。あ、その前に胃の空気を無くす液体を飲んだ。
そして透明なゼリー状のしびれ薬です。
いろいろ説明受けながら看護師さんの持つやはり透明なスプーンから口へ、そう、ほうばるんです。飲んではいけない。
そのうち舌がしびれてきた。主要なのは喉だろうからと、顔を上に向けて薬が奥へ行くように仕向けたり、気を使いました。
時間が来たら看護師さんの合図で、飲み込むんです。味はよくないですよ。
その後、レントゲン室へいきました。
ふむ、これはCTスキャナーかな?と思えるTOUSIBA(?)の器具が最初に目に入り、医者も大変だわいと、思ったりするんです。
医療器具は高いもんなぁ。製菓機械も高いけどその比ではないだろう。
で、まず普通のレントゲン。
肺の写真ですよ。昔よく撮った。
ここではS医師が自ら指図するんです。レントゲン技師はいない、どうもそうなんです?
で、もって、いよいよ胃カメラですよ。
そのとりだされた蛇のような黒い、そうなぁ、なんといえばいいのか?わかるでしょ?
あ、これは鼻からの奴じゃない。口からの太い奴だ、と観念したんです。
この蛇のようなものを口から入れられる。
かって、女将も、店舗補佐のたおちゃんも、この診療所で、たぶん同じものを胃へ入れられたんですよ。
まぁ、経験してる人も多いと思いますので、簡単に書きますと、えずくんです。
あったりまえの体の反応です。
オウエ!げぇ、ゴボ!□?>”*%&???!
そのたびに「あ、力を抜いて!楽にして!」とS医師は蛇を持ちながら、看護師はワシの背中をさすりながら、調子をこいているんです。
とになぁ。そうできれば世話ぁないわい、と、思うんです。
ま、何とか終わって、癌はなし。でした。
「一年ごとに検診されれば安心ですけどねぇ。」とは、S医師の言葉でした。
できたら私がS医師の胃へ胃カメラを入れてやりたいと思った昨日でした。