二日前ですよ。この画像を撮ったのは。
青虫になる前のクロムシが一匹、そして青虫が一匹。
金柑の木に宿ってた。遠慮なしに葉を食べて、居たんです。もっと数日前は三匹居たんです。
朝の遅い四代目が今朝早くやってきた。古いタオルか、バスタオルがないかと、下のリビングで声が聞こえる。
すぐあとで女将が云うことには、「猫を拾って来ただってや。」とのこと。
昨晩、近くの橋のたもとで、どうやら親猫が車に轢かれたらしく、その死体を処理していたら、子猫の鳴声。結局拾ってきた。黒猫でした。ごみ箱に捨てられていた。
臭い子猫を医者に連れていった。
もちろん餌もあたえて、食べたとのこと。食べ過ぎてあとであげたとのことですが。
医者から連れて帰ったときの、その姿では「あぁ、げんきになるぞ。」とワシは思ったんです。
が、何度か四代目の家へ様子を見に行っていた女将が「死んどる。」と工場の外で我々に告げました。また、去年のこの頃と同じになってしまいました。去年も子猫を拾ったんです。
青虫はどうも鳥に食べられてしまい、猫も育たなかった。猫は一日早く見つかっていれば助かっていたのかもしれない。
命ってほんとは亡くなる数のほうが多いんでしょうね。
四代目は庭に黒猫を埋めてやったらしい。