ずっと雨ですよ。秋雨というやつでしょう。今年は涼しくなるのが早いです。
さて、現代美術展です。
旧鳥取市よりは田舎であろう岩美町で現代美術展とは頑張っておられます。
この我が町鳥取の行政関係はどうもだめです。
旧岩美町病院で開かれていました。
まぁ現代美術たるものたいていむずかしい。わからない。
作者がきっと言葉ではなく、感覚でこのように作れば気持ちを昇華できるのでしょうか、と、思う。
周りの下地は多く色は白です。
かっての病室が展示場になっているわけです。
これおもしろでしょう?
実際のものは立体的にはみえませんが、写真にするとごっつうせりだして、または奥深く見えます。
が、「それがなんだいや?」といわれれば、答えはないがな。
「おもしろいがな。」が答えかな。
その作品にに古いなまものの女将を、失礼ながら添えてみました。
これが藤原勇輝さんですよ。
英字新聞かな?ぐるぐる巻いている。
ミミナシホウイチが動悸とか。
もっともイメージとしてはミイラのほうが近いかもしれない。
これって欧米でやったら面白いかもしれない。
酸素パイプの取り付け場所です。病院ですよ。
これはわかり易い。
かなりのデッサン力ですよ。ほんと。
石に描いているんだけども、なんか、もっと、やれそうな感じがひしひしとするんです。
うますぎるんかもしれない。
たいしたもんです。
で、最後に使われてない廊下の奥をみるとなんか気持ちがよくないんです。
不気味です。
使われていないということなら、かって廃校になった小学校へ行ったことがありますが、子供の声が聞こえそうで不気味さはまったくなかったんです。
が、病院は不気味です。
健康にするところなのにですよ。
6日の日曜日、昼をすまして展覧会へ行ってきました。
まずギャラリーあんどうの写真展です。
安藤さんがいたので焦げたそばまんじゅうを食べるかと聞いて、食べるとのことゆえ、差しあげました。
で、ワシの撮った写真のハガキを見せると、興味深々で、結局女将も含め3人で展覧会会場へ踵を接して入ることになりました。
安藤さんと同年の作者本人は不在でした。
昼食に行っているとのことで、奥さんがいらっしゃいました。
ハガキを見せると、その奥さんが「わかる、わかる。」と面白そうでした。
焼きが、あ、いや、プリントを、たぶんプロにまかしているか、高価なプリンターを保有してるに違いない。と、思うんです。
そして、あ、そうなぁ。
同じ、つまり、縦位置と横位置が違いこそすれ、まんまの画像もありました。
さらに作者は海と空の微妙な諧調を追っているようです。
私との違いは、当方は波の、白波の形から始まったんです。
で、私は、これが、波が基礎にあって、海に対してシャッターを押すわけです。
だが作者は波というのではなく、海岸に出てその光景に魅せられたようです。
安藤さんは私が持って行ってた写真葉書を「下さいな!」ときつい口調で、要は同級生の作者へ見せたかったようです。
面白いですねぇ。
きっと、この作者とは顔を会わせることになるに違いない。
はは、でも、このとき、結局1枚も会場の写真撮ってない。
なんということでしょう。
そして、あまり時間もないので岩美町に向かったのです。
藤原勇輝さん、ほらこのブログでも登場しましたが、用瀬のかなり奥、屋住というところで銀細工してる芸術家が数人で現代美術と銘打って岩美町で展覧会をしているのです。
女将と会場の旧岩美病院へ向かいました。
つづく。