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あと十日ほどで新年を迎えます。

師走でもこの頃になると零細和菓子屋も仕事が詰んできます。

なのに四代目はJC(日本青年会議所)病です。

なもので短くブログです。年賀状も今日四代目が買ってきた。ワシにせぇっていうことか?

なんちゅうヤツじゃ。さらに寿郵便局へ買いに行ったのに、お金払って年賀状を忘れて帰ったとの女将の話。村井豊後守長頼もおこるで。

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皆疲れているのか?

(画像は女将アレンジの店内飾り)

この村井長頼さんは前田利家が信長の下で頑張っていたときからの家来です。

利家とともに戦場を駆けた武将です。

勇敢で、利家の盾となり、前田家の家老ともなります。

利家亡き後、利家の妻、お松さん(芳春院)が徳川の人質になって江戸へ行ったときにはこれについて行ったという律儀な人です。

鼻から顎まで切り傷があり、さらにりっぱな髭を蓄えてたそうです。

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この勇者も亡くなるんです。

1605 年12月6日(新暦)に江戸です。

で、この人の時世の句がいいんです。

はは、ここまで長かった。

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享年63歳です。

で、句。

惜しみてもかぎりありけり露の身の

                   消えての後はかぜや吹くらん

と詠んだのです。

ワシは雅な和歌なんぞわからんが、この村井さんのは無駄が無くてあっさりとして、自然の中に生まれて来た己をしっかり見ているようで、なんか学者というか、ええで、これは。

あ、今また中村彰彦さんの文庫を読んでるんです。

前田利常を書いた本です。

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