16日の日曜日、部屋でパソコンの画像をDVDへ移し(あ、そうそうマイクロソフトフォトエディターがちょっと画素数が多くなるとエラーとなるんです。これってブログへ載せる時小さくするのに困っているんです。)終わり、ゲームしてたら画面に息子の嫁の名前。「さ△子です。」とでてきました。うわぁ、ビデオチャットだと急いでそのカメラとマイクをとりに渡り廊下の雪を越え、螺旋階段を降り、工場へ取りに行き、また帰りはその逆の道筋で部屋へ帰り急いでセット。
まあ、その時はもう名前は消えてますです。
こちらから呼びかけるも、ウンともスウともで、またゲーム始めました。
と、今度は息子。「仕事しょうるだか?」との文字。
まぁた急いでケースからカメラなんかをとり出し繋ぐと、、、映ってる!息子たちが住む向こうの部屋が。
「おーい、ち○△(孫)やだぞー!」と大きな声で叫びました。
女将は飛んで(羽はないけどそんな感じ。)きました。私の椅子へ座るや
「あ!?さつきちゃんだ!おーいさつきちゃんが映っとるでー。」
と画面へ呼びかけます。
ちなみに、さつきちゃんというのは女将が孫へ贈った人形です。のちにこのさつきちゃんへ靴下と帽子を贈ることになります。
インターネットーを利用したものですから途中画面が止まったりするのですが、
「おーい、テーブルとソファアしか映っとらんで。」
これに対し声だけは伝わってくる息子の声で
「ええ?ほんとかいや?調子わるいな。ちょっとまってや!」
画面がかわり動き出すと
「ああ、映っとる、映っとるで!は△○くんが映っとるでー!」と女将。
すると孫から
「とっとばあちゃん!とっとばあちゃん。(鳥取のおばあちゃんの意)」との長女の呼びかけ。
「あーーーぁあぁ。あーぁああぁ。」と長男の声。
おかみは画面に顔を寄せ
「ち○△ちゃん!おーいぃ、ち○△ちゃん!は△○くーーんっ。元気かへぇ!?」
向こうは慣れているのでカメラから離れて自由に話していますが、因幡ではまったく慣れてない。ちょうどマイクに近づかないと声が入らないといったように、因幡のばあさんはマイクでもない画面に顔を寄せて、大きな声で喋ろうとするのです。
画面の中、小さくこちらが映るモニターにはいっぱいの女将の顔です。息子の家族のもとへは画面いっぱいの女将の顔が映っているわけで、しわなんかもきっと映っているわけで、孫たちは夜ともなるとうなされるんじゃないかと、よけいな心配もするのです。
と、まあ、私、口は悪いですが、こんなことが、きっと幸せというもんじゃぁないかと思っています。
こんどは孫から、とっとばあちゃんの前にとっとじいちゃんと呼ばれたら、うん、さらにしあわせになります。
これ記していたら町内の会計役員のUさんが来店。今度の日曜日に監査してほしいとの言葉でした。
で、このブログ見てくださいとお願いしました。
「はい!いろいろ検索して‥‥」との言葉。
Uさん、ブログみたら「見たで!」と伝えてください。
» 2011 » 1月のブログ記事
三が日が過ぎ、少し落ち着いた頃。雪おこしが鳴り、雪が降る寒い頃。
毎年「おいり」の製造が始まります。
40年ほど昔です。弊店の初代店主(祖父)のところへ四方山話をしにこられていた、その時には年取ったと感じていたお菓子屋さんが
「わしはもうえらいけぇ、おいりはやめようと思っとりますだが。」との言葉。
若かった私はこれを耳にして、私が作ってもいいでしょうか?と聞くと、
「ええですわいな。つくりなんせえな。」との言葉。
これが最初です。
このお菓子屋さんほどの年に私も、いまや、どうもなっているようで‥‥‥‥あぁ。
一つのお菓子を作り続けるというのはどうもなかなか大変で、長い間には色々ありましたが、現在は「炒米おいり」と「ぽん米おいり」を作っています。
あられを県外から仕入製造していますが、高価な原料です。
炒米のものはオリジナルです。知り合いの原料製造所と共同で開発しました。
ところで「おいり」は鳥取の東部から中部にある特殊なものですが、手で丸めたものは東部特有のものです。
ひな祭りに使われますが、江戸時代からでしょうか、きちんとは解りません。
製法は「おこし」と同じで、おこし自体は900年ごろの文献(その頃の辞書である和妙抄)にも現れます。
この因州ではいつごろから作られたのでしょう。
これは、はっきりとは解りません。
ただ、われわれの記憶では各家庭であまった、またおひつについたごはんを乾かし糒(ほしいい)を作り、これを炒って飴をからめ、おやつとして食べていたようです。
鳥取ではひなまつりの供え、のち食べます。
この地方では潤いを残す鳥取のお菓子となっています。
そう、県外に住んでいる人にはとても懐かしいお菓子です。
阪神淡路大震災から16年経ったとニュース。早いものです。鳥取の我々もこの年月の間に変わっているんでしょうね。
さてもなかさんです。
寒いこの時期はたいていこたつの中へはいって外へは出てきません。出てくるのは我々の食事の時です。
何かが食べれるし、温風器の前へ座れば寒くないのです。
部屋もあったまれば温風器から離れて遊びもします。
夜は女将が食事を作っている時はリビングにいます。暖かなところを選んで座っています。
呼べば答える。欲しいものがあれば鳴いてねだる。
子供と同じようです。
ところが、これは遊びではない。
靴に頭を突っ込み匂いを嗅いでなにかさがしてる。
しつこく頭を突っ込みます。
手も突っ込んでいるからそうでもないんでしょうが、匂いフェチかと思ったり、まさか猫がそんなことないだろうと。
ただの好奇心?
しつこいですよ。
くさや、ドリアンとクセのあるものはおいしいものがあるものです。
靴の中にもいいものがあるのか?
で、私、もなかのつもりになって嗅いでみました。
臭くない。
臭くないんです。(ほんとです。)
もなかは何をみているのか?
やはり好奇心?
この草原の向こうにはなにがあるのかと、かってアフリカの大地溝帯から歩き始めた我々の大祖先たち。
これも大いなる好奇心だったかもしれません。
もなかが頭を突っ込む靴の中にもおおいなる進歩の種が‥‥‥‥‥‥? あるはずないゎ。
ところで、ところでなんです。マカカフスカータです。急に頭の中に浮かびました。これってなんでしょう?昔本で読みました。けっこう身近に見ます。
解る人は弊店へお越し下さい。私を呼び出しお答え下さい。
その場で「仁風閣」一本を差し上げます。
先着5名様としてください。それと、私の家族関係者、知り合いはご遠慮願います。
(画像、是非クリックして下さい。)
今日は休み。早朝はマイナス4度。
空は雪おこしがちょっと鳴ったりしました。雪は降っています。でも新しい乾いた雪はかえって車で走りやすい。
鍋とウイスキーを買いに行きました。
「このまま降ったら走れんようになるけぇ鍋買いに早よう行こうや。」と女将へ伝え、すぐに出発したのです。
無事目的を終え、さらにちいばあちゃん(私の母)の言いつけの買い物です。
そして湯所のSマート(県外の人にはわかりませんよね。近くの小さなスーパーで一番利用している以前は地元資本のスーパーです。)へヨーグルトを買わなければならないと向かったのですが、途中道草しました。
かって因州30万石のお城があった久松山(きゅうしょうざん)の麓。仁風閣へ行きました。雪が降っていていかすんじゃないかと気持ちが乗ったのです。
明治の頃大正天皇が皇太子のときにこの鳥取へ来訪。その時宿泊するために建てたりっぱな建物です。名前は薩摩出身の、そう、NHKのドラマ、「坂の上の雲」の東郷平八郎さんがつけました。画像通り白い洋館です。弊店ではこれを羊羹の名称「仁風閣」としで販売しています。これはうまい!!
ここはかなり気にいっている場所です。昔から。
一度この因幡へお越し下さい。いいですよ。春は桜。夏は緑多き息吹きのなかで蝉時雨。
我々夫婦の母校もあります。
死ぬまで忘れられぬ場所です。
雪が降り続きましたが、かえってこの時期の鳥取らしくて気持ちが良いです。
お堀は降った雪が溶けずにシャーベットの膜となって表面に浮いていました。
冷たそうです。
母校です。
かって江戸時代はここから因州藩の武士が登城しまた下城していた場所です。
石垣の上へ我々の母校は建っています。いやぁ、なつかしい。
先日もクラブの二年先輩より電話がありました。OB会を開こうとのこと。
クラブはいってなかったら高校時代の時、何をしていたのか。
ボート部でした。
知ってますか?あの尾崎放哉は昔この母校が一中といった時代なんとボート部だったのです。
もっとも酒でかなり失敗というか‥‥なんですよ。
咳をしても一人
いれものがない両手でうける
すごい貧乏で孤独。
さらに
一人の道が暮れて来た
なんて、これってあの有名なおじさんの句
この道や 行く人なしに 秋の暮れ
を思い起こします。
そんな久松山周辺の澄んだ空気の雪景色を楽しみました。
取り。鳥取の取りです。わたくしめの句が取りをとりました。
なんでもが裏があるもんです。私なんかが最後を締めるなんておこがましい。
実は今日は公開放送でした。で、そこに鳥取のご夫婦が見学に来てたんです。
「はぁ、鳥取から来られたんですか、バスで来られた?これはありがとうございます。雪はどうですか?」と、司会の佐藤さん。
この佐藤さんは以前鳥取局にいたので、けっこう鳥取びいきなんですよ。
で、土曜ほっとタイムの最初から「鳥取」の名が出たんです。
さらに、この鳥取の方の句も詠まれました。
お題は「スタート」と「扱う」です。
奥さんの方が句を作られていました。ラジオネームはアオタススメ。信号が青だ進めとのこと。
扱いは 荒いがやけにうまい店
です。
番組中なんども「鳥取」が出ました。うれしや、うれしやです。
この流れで最後の締めが鳥取人だったのです。
「最後の句になってしまいました。鳥取県の鳥取人さんです。しらぬまに‥‥」とまあ、鳥取デーでした。
今回は女将も投句しました。なかなか出来なくて葉書では間に合わなくてメールで参加。
「あんたぁ、これメールしといてえなぁ。」
「はい、わかりました。」てなもんです。
では没の女将の句。
除雪車と 怪獣間違え 猫ダッシュ
多機能の 私を生かすは 夫(つま)の知恵 菓子屋の女房
二句目がなんだかなぁ憎いですよ、これは。なかなか言ってくれてます。
で、4週間没であった鳥取人‥‥
こう記してる今、雪が降ってます。予報では明朝マイナス4度になるなんていってました。凍り始めているようです。まだまだ冬です。
で、句です。
アルファ波 ダッシュきかない 初出勤
禁煙だ 四日の日には 喫煙だ
知らぬ間に くつわと手綱 付いていた
新しき 研いだ包丁 手を切らず
スコップの 除雪が下手な 若者よ 鳥取人
知らぬ間に‥‥が取りを勤めました。真打です。あ、いや、大賞取れなかったからにぎやかしです。でも鳥取だ。
さて、来週のお題です。
「期待」と「決める」です。